軸策をガイドする受容体の遺伝子・ROBO1は、失読症の候補遺伝子である
Free!軸策をガイドする受容体の遺伝子・ROBO1は、失読症の責任遺伝子であることを示唆する研究成果がPLoS Genet誌に発表されました。
ROBO1遺伝子は第3染色体にあり、ショウジョウバエのroundabout遺伝子のオーソログです。roundabout遺伝子は、正中線を越えて軸索を成長させる遺伝子です。
研究の結果から、稀な家系において、ROBO1の部分的なハプロ不全によって失読症が引き起こされると考えられました。すなわち、脳半球間の正中線をまたぐ神経軸策の障害、樹状突起誘導の障害、またはその他のROBO1の機能障害により、ヒトにおいて特定の読字障害が出現すると考えられました。
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