大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

磁気健康商品に頼るのはお金の無駄

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2006-01-09 | コメント

磁石を用いた健康商品の全世界での売り上げは10億ドルを超えていると推定されていますが、これらの磁石製品が健康に良いという確固としたエビデンスはどこにもありません。Drexel UniversityとKaiser Permanente Medical Centerの研究者2人が、効果が証明されていない磁気健康商品にお金をつぎ込むぐらいなら、エビデンスに即した薬剤にお金を使うべきという趣旨の見解をBMJ誌に発表しています。


磁石商品を買って財布がダメージを受けるだけならかわいいものです。しかし、効果が証明されていない磁石商品の洗練されたマーケティング戦略をまんまと信じ込んでしまい、本当は治療が必要な医学的状態を未治療のまま放ってしまうという危険があります。

したがって患者は、磁気療法に確立された効能がないということをアドバイスされるべきです。もしどうしても買うというのなら、財布への影響が少ない最も安い製品を買うようにアドバイスされるべきです。

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