Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)
抗生物質で心不全を治療できるかもしれない
 ・ 誤記を訂正しました(心臓発作に、、、→心臓発作後に、、、)

アレンドロネートの5年治療と10年治療の比較

  • 2006-12-27 - ビスフォスフォネート製剤は閉経後骨粗鬆症女性の骨折リスクを低下させます。しかしこの製剤の最適な治療期間は不明でした。 (5 段落, 451 文字)
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2006-12-29 | 投稿者 : 清宮さん
骨粗鬆症に対するビスフォスフォネートの治療中断時期を決定するときの参考になる試験結果が発表されました。

 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=17101

この試験結果から、5年間のビスフォスフォネート治療後にビスフォスフォネートを最大5年間中断しても多くの女性では骨折リスクの有意な上昇は認められないと示唆されました。

具体的にはどのような女性なら治療を中断できるのか?

この質問の答えがJAMAのディトリアル(1)に端的にまとまっています。

エディトリアルには、5年間のビスフォスフォネート治療に対して良好な反応〔股関節の骨ミネラル濃度(BMD)が3-5%上昇、脊椎BMDが8-10%上昇、Tスコア > -3.5〕を示し、その他に脊椎骨折のリスク上昇が認められない閉経後女性は最大5年間のビスフォスフォネート治療の中断を考慮しうると説明されています(1)。

この方法を実施すれば、これまでに報告されているビスフォスフォネートの費用対効果(2)(3)も改善するでしょう。

もちろん、ビスフォスフォネート使用中断決定後は、使用中断中の女性を注意深くモニタリングし、BMDが急速に低下した時にはビスフォスフォネート治療の再開などを考慮する必要があります。(終)


(1)Ten vs Five Years of Bisphosphonate Treatment for Postmenopausal Osteoporosis. JAMA. 2006;296:2968-2969.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/296/24/2968

(2)Cost effectiveness of alendronate (Fosamax) for the treatment of osteoporosis and prevention of fractures. Pharmacoeconomics. 2003;21:305-314.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=retrieve
\n&db=pubmed&list_uids=12627984&dopt=Abstract


(3)Fracture Intervention Trial Research Group. The effect of alendronate on fracture-related healthcare utilization and costs: the fracture intervention trial. Osteoporos Int. 2001;12:654-660.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=retrieve
\n&db=pubmed&list_uids=11580079&dopt=Abstract
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