キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

Zyprexa捜査の和解費用としてEli Lilly社が14億ドル以上を支払う

  • 2009-01-16 - 2009年1月15日、Eli Lilly(イーライリリー)社は、アメリカFDA(米国食品医薬品局)に承認されていない適応への非定型抗精神病薬・Zyprexa(ジプレキサ;Olanzapine、オランザピン)の使用を販促したという罪を認め、刑事・民事捜査の和解費用として総額14億1500万ドルを支払うと発表しました。 (5 段落, 541 文字)
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2009-01-16 | 投稿者 : Say Go!さん
はじめまして。
ニュースレターの配信をいただいております、認知症の専門医です。

本日配信いただきましたニュースレターの前書きについて、少々違和感がございましたのでメールさせていただきました。

前書きでは以下のようにお書きになられておいでです。
認知症患者への抗精神病薬使用は死亡リスク上昇やその他のリスクと関連することが報告されており、未承認用法の販促という表面的な罪以上に根深い罪をEli Lilly社は負っているように思います。(終)


認知症患者様で出現する心理・行動障害を、BPSD (Behavioral and Psychological
Symptoms of Dementia )と呼びます。

BPSDに対する非定型抗精神病薬の使用方法については、確かにFDAからは認知症患者への抗精神病薬の投与が死亡リスクを高める、といったことが注意喚起されており、また、わが国では保険適応になっておりません。

しかしながら、現在、日本だけでなく世界中の認知症診療の現場では非定型抗精神病薬を投与せざるを得ない患者様が存在している事実があります。また、米国およびわが国のアルツハイマー型認知症診療ガイドラインでは、やむを得ない場合には非定型抗精神病薬の使用も可であることが記載されております。

非定型抗精神病薬の正しい使用方法を知らない医師が漫然とした投与を行った場合は明らかに死亡リスクや副作用による事故が増えると思いますが、適量を適切な局面で使用することは、患者・介護者様のBPSDによる苦しみを緩和させます。

Eli Lilly社が非承認適応の販売促進を行った、という米国におけるルール違反は処罰されるべきかもしれません。しかし、こうした米国での動きが即、認知症患者への非定型抗精神病薬使用を厳禁する動きへつながるならば、BPSD治療の現場は著しく混乱するでしょう。

こうした不幸な事態を生じさせないためには、BPSDに対する非定型抗精神病薬の適応拡大が必要になると考えています。既にクエチアピンとリスペリドンは治験を断念しておりますが、それに替わる薬剤が適応承認されることを臨床現場では切望しております。
認知症患者数の増加に伴って、今後さらにBPSDを有する患者数も増加することは確実であり、社会的な影響も大きくなっています。

こうした事実をご存知になっていただきたく、コメント差し上げました。

今後とも有益な情報をご発信いただけますと幸いに存じます。
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