Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

住血吸虫を寄生させると喘息が改善する/マウスの実験

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2005-09-07 | コメント

アフリカなどの途上国でアレルギー性疾患が少なく、先進国では喘息などのアレルギー疾患が多いことが知られています。この差が生じている可能性の一つとして、寄生虫の有無が考えられています。アフリカのガボンの児童を対象にした試験で、体内の寄生虫を取除くとハウスダストにより過敏になるという結果が得られています。


このたび、アイルランドのTrinity College DublinのPadraic Fallon等は、住血吸虫を寄生させると喘息が改善することをマウスの実験で確認しました。

住血吸虫は、世界で2億5000万人が罹患しているビルハルツ住血吸虫症の原因寄生虫です。研究の結果、この寄生虫は免疫機能に作用してアレルギーを起こしにくくしていると考えられました。

今後研究者等は、住血吸虫によるアレルギー反応抑制メカニズムを分子レベルで解明していくとのことです。分子メカニズムが解明されれば、効果的なアレルギー治療薬が開発できるかもしれません。

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