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バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。
[記事] 「歯の喪失と食道・頭頸部・肺癌リスク上昇が関連する」へのコメント
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歯周病と慢性疾患や心血管系疾患との関連は、最近報告の増えてきた分野ですね。
肥満と糖尿病、糖尿病と歯周病、歯周病と心疾患、そして免疫機能の低下がつながるストーリーは、さまざまな報告から連想されます。その一部として、以下のような報告があります。
米国アカデミー紀要に掲載された報告で、C57BL/6マウスと食事によって肥満を誘導したマウスを比較した結果、肥満マウスでは標準マウスに比べて感染症にかかりやすく、白血球の菌毒素に対する炎症反応の誘導は減弱していることがわかったというものです。
デブの彼はなぜ歯周病になりやすいのか? [PNAS]
http://adventure.on.coocan.jp/journal/modules/medical_science2/index.php?p=168#more-168
この報告から類推すると、肥満と歯周病は関連することが分かります。そして歯周病があるから肥満になるのか、肥満があるから歯周病になりやすい環境におかれているのかはともかく、肥満や歯周病は炎症とも深くつながっています。
masa-k さんが書かれているように、癌の発症において慢性的な炎症は大きなリスク因子になっていると思われます。
太りすぎは癌の元_癌リスク軽減の10か条 [news]
http://adventure.on.coocan.jp/journal/modules/medical_science2/index.php?p=144
また、歯を失うことによって咀嚼がうまくいかなくなると、食事摂取に当たって唾液分泌も減り、消化がうまくいかなくなります。上手に咀嚼しないまま食べたものは、胃での消化に労力が必要ですので胃酸分泌も増加することでしょう。
食道がんの原因としては、胃・食道逆流などの炎症もかかわっていますし、胃・食道逆流があると消化管から気管支へと一部の逆流物が流入し、肺炎のリスクも高まることになります。
今、メタボリックシンドロームの考え方が賛否両論ありながら広まりつつありますが、ある意味、歯の喪失もメタボリックシンドロームの遠因であるのかもしれません。
このように考えてくると、健康な人は健康なままに、不健康になると次々と不具合が連鎖しておきてくる様子が想像できます。
健康と不健康のバランスは、一度崩れると歯止めを失ってドミノのように次々とリスクを増やすことになるので、日頃の注意が必要ということだと思います。
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歯周病は菌感染によるものですよね?
ということは,子宮頸がんなどの原因と言われているパピローマウイルスのように,組織に菌やウイルスが感染することが原因でがんになったりするんですかね?
興味深いお話ありがとうございます.
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以上
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歯を失うということはおそらく歯科医にかかっているでしょうから,歯科の治療に使われる薬剤や神経を殺すことによるリスクということは無いんでしょうか?
ついでに,『親不知』を抜くのも同じなんですかね?
僕も,歯が一本なくなってるんで非常に気になるところです.どなたかこの話に関連するエビデンスや意見等あればお願いします.
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歯の喪失と食道・頭頸部・肺癌リスク上昇が関連する