大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。
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[記事]第一三共 Ranbaxy社に由来するSun Pharma社保有分を売る」へのコメント

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「とても詳細にありがとうございました」

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なるほど、という感じで、アジアの他の大国にも当てはまりそうな点もあるように感じました。ありがとうございました。

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「同感です」

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誠に、本コメントはssuzuki様の慧眼に感服しました。

インド企業に委託しても、発注前の見積もりどおりにはいきませんね。

納期も、納めてくる品物の数量、品質も。

さすがに品質だけはこちらの要求したスペックを厳しく求めますので、納期と数量は多少目をつぶらなくてはなりません。

現在、弊社では、目をつぶらなくてはならないところも考慮した発注を出すようにしています。

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「インド人のこと」

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以下は私がブログ書いたものです。何らかの御参考までに。


日本人はインド人のことを知らなすぎる

日本人は未だ島国的感覚から外国を見ており、日本式の判断で外国をみており、またいろいろな国の人との直接な接触も殆どないので、どうしても相手の考えを正しく理解していない場合が多い。したがって、場合によっては結果的には大きなマイナスとなることもある。

なぜこのようなことを書いたかというと、最近の新聞に第一三共がインドの子会社を売却したことが報じられていました。(朝日新聞 2014/4/8)  第一三共は2008年にインドの後発医薬品会社ランバクシーを買収したが、その後になって品質などの問題絡みで巨額の損出をだした結果、今回の売却に至っている。

私がこの買収報道を2008年の当時の新聞で知った時、これはあまり長続きせず三共は失敗するのではないかと直感したのです。その理由はインド人の性格、民族性を少しは知っていたからです。

インド人はある意味では自己主張が朝鮮人並みに強く自分の主張を日本流に表現すれば、ヅケヅケ言うのです。これは彼らにとっては当たり前のことであり、たとえその可能性が低くてもともかくなんでも要求するのです。そのような強い性格は一通りの日本人的感覚ではとても理解できず、しかし、要求されれば通常の日本人として何とかしてしまうのです。これが個人間の場合にはその被害は大きくないのですが、企業間同士となるとその被害はかなりなものになってしまいます。

従って、今回の第一三共の損失も日本人がインド人を十分に理解できていなかった結果と私は理解しています。

似たような例はかなり前にスイスのチバガイギー社がある理由からインドに研究所を設立したのですが、その後何十年経っても新規化合物がまったく出てこないので、その後にこの研究所を閉鎖していました。

ところが、最近になって、また世界の大手の製薬企業、たとえばノパルティス社、が研究所をインドに設立し始めていますがおそらく失敗す
るでしょう。もし、どうしてもインドで何かをしなければならないようなときにはインド人の考え方、性格、民族性を十分に理解しないとその計画、事業などは失敗する可能性が高いのです。

このことは何もインド人が良いとか悪いとかということではなく日本人とは全く彼らの考え方、自己主張、倫理観などが異なるので、日本人がインドでなにか事業を展開させる場合には日本人的倫理観をすべてを捨てるくらいの覚悟がないとインドではあまり成功しません。

似たような懸念はアメリカもあり、最近の報道でもインドについては、医薬品などの特許を保護する仕組みが不十分で、アメリカなどの製薬会社の研究開発に影響が及んでいると指摘されている。

たとえば、会社で使っている物は自分のものととの感覚が強い。 (日本的感覚では盗み)
ともかくなんでも要求してくる。 (日本的感覚からはアキレタ態度)
相手のことは考えない。(日本的感覚からは厚顔無恥)  などなど。

でもこのような考え方はインドでは普通なのであり、日本人などがそれに違和感を感じるのは自国の通念で相手を判断するからです。
一般的に言われていることに次のような説明が有ります。

「日本人の学生は、一人ひとりではあまり意見発表もしないが、グループで共同研究をさせると、途端に何倍もの力を発揮する」と言っていました。逆に中国人やインド人の留学生は、一人ひとりは授業中にどしどし発言をしますが、グループを組ませると論争ばかりして、なかなか結果が出せません。

そのほかにも、日本の美徳が昇華した小企業の話があります。
http://blog.jog-net.jp/201210/article_2.html
しかし、このような未来企業のやり方は日本でこそ成功するのかもしれませんが、このような考え方は海外では必ずしも成功するとは限らず、むしろ海外企業に食い物にされてしまう可能性が高いかもしれません。

追加(2014 April)
最近の朝日新聞(25 April 2014)に「ドコモ、インド撤退へ」、の記事がありました。この記事には「…通信行政をめぐる混乱も重なり、・・・」「・・・業績が一定水準に達しない・・・」などと表面的にしか書かれていませんでしたが、わたしが推測するにはやはりインド人の考え方と日本人の考え方の相違が大きく影響していたのではないかということです。

追加(2014 May)
 今回のインドの総選挙で新しい首相が選出され、その人の最初の外国訪問先は日本だと伝えられています。また彼は親日家とも伝えられています。でも、インド人は全体的には親日家なのです。インドの近代史を熟知していればその理由は明瞭なのですが、若い人たちはそのような知識に欠けているのではないでしょうか。インドの英国からの独立にさいしての日本人の関与、戦後の連合国による東京裁判でのインド人判事の日本無罪論などなど、日本との結びつきは強いのです。今後、日本人がインドにますます進出する機会が多くなると思うのですが、インド人の考え方を十分熟知する必要があるのです。
おそらく今の若い人たちはチャンドラ・ボ-スのことはなにも知らないでしょう。

追加(2014 June)
最近の報道によるとMeiji Seikaファルマがインドのメドライク社を買収したそうですが、先行きは怪しいものです。数年後にインドから撤退するようなことが無いことを祈るばかりです。

追加(2014 July)
最近のランセット誌に以下のような記事がありましたが、現時点では製薬企業の製品の質はあまりよくないようです。
The Lancet, Volume 383, Issue 9936, Page 2186, 28 June 2014 <Previous Article|Next Article>
doi:10.1016/S0140-6736(14)61068-0Cite or Link Using DOI


追加(2014 July)
Reutersによると、インドのIpca Laboratories社は、FDA(米国食品医薬品局)が懸念を示したことを受けて、インド国内の医薬品成分製造工場の一つから米国への出荷を自主的に停止しました。中規模のジェネリック/医薬品成分メーカーIpca社は、製造工場の査察時に見つかった違反を伝えることを主とする通知Form 483を受け取ったと発表しています。
India's Ipca halts shipments to U.S. from local plant after FDA concerns
http://www.reuters.com/article/2014/07/24/us-ipca-labs-regulator-idUSKBN0FT0D820140724

追加(Aug. 2014)
Pfizerのインド支社が同国ムンバイの工場従業員212人を締め出したと報じられています。規律を守らない、役員への脅し、製造ラインの妨害行為を受けてPfizer社は今回の措置を講じたとのことです。

.Lock-out notice for Navi Mumbai Plant
http://www.thehindubusinessline.com/companies/announcements/others/lockout-notice-for-navi-mumbai-plant
\n/article6272523.ece

Pfizer Inc. (PFE) Forced To Lock Workers Out Of Plant In India
http://www.biospace.com/News/pfizer-inc-forced-to-lock-workers-out-of-plant-in/342067

追加(2014 Dec)
最近の Reutersによると、インドDewas地区にあるランバクシ会社の工場の査察で逸脱が見つかったことを受け、同工場からドイツへの抗生剤セファロスポリン輸出が禁じられました。また同様の理由によりこの工場や同社の他のインド工場からの輸出を米国も禁じています。
Germany bars antibiotic drug from Ranbaxy's central India plant / Reuters
このような状況はインドでは特別に新しいことではなく、まさに日常的に起こりえる状態にあることを物語っています。

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「性格」

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「翻弄」に繋がるような性格の具体的な点を教えていただければ参考になります。よろしくお願いします。

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「インド人相手の商売は難しい」

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日本人はインド人の性格などをよく知らないので思うように彼らに翻弄されてしまう。相手の性格をよく知らないで商売することの難しさの典型例かも知れません。

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2015-04-21 - 2015年4月20日、第一三共は、インド最大の製薬会社Sun Pharma社の所有分の売却を発表しました。
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