発癌遺伝子狙いの抗癌剤治療の効果をATM阻害剤の併用で高めうる
 ・ 誤記を訂正しました(「それらのEGFR阻害剤、、」の”それらの”を削除)
癌に特有の黒幕抗原を使った癌免疫治療をBoehringerがEnara社と組んで開発する
 ・ 誤解を訂正しました(黒幕抗原を最大5つ選択する権利を手に入れます。→肺や胃腸の癌の黒幕抗原の権利を気が向いたら手に入れることができます)。
薬を含まない点鼻剤でどのウイルスや細菌も阻止
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Gileadの抗TIGIT抗体の肺癌治療Ph2の無増悪生存が心配なことに短縮している

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2023-06-04 | コメント

GileadがArcus社から手に入れた抗TIGIT抗体domvanalimab (ドムバナリマブ) の肺癌治療Ph2試験Arc-7の無増悪生存(PFS)が去年12月発表時に比べて心配なことに下降しています。

去年12月に発表されたのは同年8月31日までの133人の記録の解析結果で、今回は試験で無作為化されて投与に至った被験者全員150人の今年2023年2月7日までの記録が解析されました。

domvanalimab+抗PD-1抗体zimberelimab併用のPFS中央値は去年12月の報告では12か月だったのが、今回は9か月におよそ4か月短縮しています。domvanalimab+zimberelimab+A2a/bアドレナリン受容体遮断薬etrumadenantの3剤投与群のPFSも下降気味で去年12月の報告では10.9か月だったのが今回は10か月弱の9.9か月でした。

zimberelimab単独投与のPFSは去年12月報告と今回のどちらも同じ5.4か月でした。

Ph2試験の減衰傾向はさておきdomvanalimabの開発は末広がりで、肺癌や胃腸癌への同剤の4つの第3相試験が進行中です。

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