Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

COVID-19小児に肝酵素やビリルビン上昇多し〜原因不明肝炎との関連の調査必要

Free!
2022-05-17 | コメント

米国の小児を調べたところ新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染(COVID-19)後の血清の肝酵素(ASTやALT)濃度上昇や総ビリルビン濃度上昇がSARS-CoV-2以外の呼吸器感染後に比べてより多く認められました。

2020年3月11日〜2022年3月11日の2年間にSARS-CoV-2感染が記録された小児245,675人と同期間にSARS-CoV-2以外の呼吸器感染が記録された対照群の小児550,694人のデータを使った試験結果です。

除外や釣り合いを取った後のCOVID-19小児245,161人のうち269人にASTやALTの上昇(それぞれ110 U/L以上と100 U/L以上)が6か月間に認められ、その数は同数の対照群245,161人のASTやALTの上昇例121人を2倍超上回りました。

血清の総ビリルビン上昇(2 mg/dL以上)も対照群の小児に比べてCOVID-19小児により多く認められました(それぞれ27人と79人)。

小児のCOVID-19で肝臓の急病や長患いが生じうることを今回の結果は示唆しており、COVID-19で肝臓が傷むことと小児に増えている発端不明の肝炎の増加の関連を調べる必要があると著者は言っています。

関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。