Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)
抗生物質で心不全を治療できるかもしれない
 ・ 誤記を訂正しました(心臓発作に、、、→心臓発作後に、、、)

COVID-19小児に肝酵素やビリルビン上昇多し〜原因不明肝炎との関連の調査必要

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2022-05-17 | コメント

米国の小児を調べたところ新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染(COVID-19)後の血清の肝酵素(ASTやALT)濃度上昇や総ビリルビン濃度上昇がSARS-CoV-2以外の呼吸器感染後に比べてより多く認められました。

2020年3月11日〜2022年3月11日の2年間にSARS-CoV-2感染が記録された小児245,675人と同期間にSARS-CoV-2以外の呼吸器感染が記録された対照群の小児550,694人のデータを使った試験結果です。

除外や釣り合いを取った後のCOVID-19小児245,161人のうち269人にASTやALTの上昇(それぞれ110 U/L以上と100 U/L以上)が6か月間に認められ、その数は同数の対照群245,161人のASTやALTの上昇例121人を2倍超上回りました。

血清の総ビリルビン上昇(2 mg/dL以上)も対照群の小児に比べてCOVID-19小児により多く認められました(それぞれ27人と79人)。

小児のCOVID-19で肝臓の急病や長患いが生じうることを今回の結果は示唆しており、COVID-19で肝臓が傷むことと小児に増えている発端不明の肝炎の増加の関連を調べる必要があると著者は言っています。

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