キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

AstraZeneca社とAtheroGenics社 冠動脈疾患を対象にしたAGI-1067の第3相試験でプライマリーエンドポイントを達成できず

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2007-03-20 | コメント

2007年3月19日、AstraZeneca社とAtheroGenics社は、冠動脈疾患を対象にしたAGI-1067の第3相試験・ARISE(Aggressive Reduction of Inflammation Stops Events)でプライマリーエンドポイントが達成できなかったと発表しました。

この試験の詳細な結果は、ニューオーリンズで開催されるAmerican College of Cardiology (ACC) Scientific Sessionにおいて3月27日に発表される予定です。

試験結果の最終解析が完了した後で、AstraZeneca社はAGI-1067の開発提携を続行するかどうかを45日以内に決定します。

AGI-1067は血管表皮に存在するVCAM-1という白血球誘引タンパク質の発現を抑える働きがあります。動脈硬化の1つの原因は血管表皮での過度の炎症と考えられており、その炎症はVCAM-1が白血球を余分に誘引してしまう結果生じるとされています。AGI-1067は白血球が血管に近づくのを防ぎ動脈硬化を治療します。

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