GSKのRSVワクチンArexvy接種後3回目の流行期の重度下気道感染症予防効果43%
 ・ 5段落目を書き直しました(RSVワクチン全般の接種対象を狭めたという記載に変更しています)。
発癌遺伝子狙いの抗癌剤治療の効果をATM阻害剤の併用で高めうる
 ・ 誤記を訂正しました(「それらのEGFR阻害剤、、」の”それらの”を削除)
癌に特有の黒幕抗原を使った癌免疫治療をBoehringerがEnara社と組んで開発する
 ・ 誤解を訂正しました(黒幕抗原を最大5つ選択する権利を手に入れます。→肺や胃腸の癌の黒幕抗原の権利を気が向いたら手に入れることができます)。

MerckのKeytrudaの肺癌術前術後投与で無事生存は改善するも全生存は改善せず

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2023-06-05 | コメント

切除可能な初期段階の非小細胞肺癌(NSCLC)患者へのMerck & Coの抗PD-1薬Keytruda(キイトルーダ;pembrolizumab)の術前術後投与で無事生存は改善したものの残念なことに全生存(OS)はプラセボと有意差が付きませんでした。

術前に化学療法とKeytruda、術後にKeytrudaが投与された(Keytruda)群の進行、再発、死亡は術前化学療法のみ(術前に化学療法とプラセボ、術後にプラセボ投与)の(プラセボ)群より42%少なくて済みました。

一方、Keytruda群とプラセボ群の24か月間のOS率はそれぞれ80.9%と77.6%であり、その差は有意ではありませんでした。ただし、途中解析結果であり、やがて有意差がつく可能性があります。

Ph3試験KEYNOTE-671の結果です。

OS改善は示せなかったものの同試験のKeytruda用途は米国FDAに承認申請されて審査段階にあり、その審査結果は今年2023年10月16日までに判明します。

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