脆弱X蛋白質(FMRP)遺伝子のCGG反復翻訳の阻害で神経細胞の生存が改善
- 2020-02-19 - FMR1遺伝子5’端リーダー領域のCGG反復配列伸長の開始コドン(AUG)以外からの翻訳・RAN翻訳は脆弱X症候群(FXS)の神経変性に寄与する有毒蛋白質を生み出すことが知られていますが、伸長なしのCGG反復の働きはこれまで殆ど省みられず、そこで米国ミシガン大学の研究チームがそれを調べてみたところ、CGG反復のRAN翻訳は待機状態の神経のFMRP蛋白質生成を抑制し、mGluR5受容体活性化後のFMRP蛋白質生成を促すいわばスイッチの役割を担うと分かりました。 (2 段落, 321 文字)
- [全文を読むには有料会員登録が必要です]
- [有料会員登録がお済みの方はログインしてください]
- [メールマガジン(無料)をご利用ください]
2019-11-07|脆弱X症候群(FXS)
+ 遮音ではなく音とともに幼少期を過ごすことで脆弱X症候群の音過敏を癒やしうる
2019-06-03|脆弱X症候群(FXS)
+ 脆弱X症候群ラットが幼い時のロスバスタチン短期投与で認知機能発達が正常化
2018-08-05|脆弱X症候群(FXS)
+ シナプスのレチノイン酸伝達正常化が脆弱X症候群の治療法となりうる
2016-10-07|脆弱X症候群(FXS)
+ 脆弱X症候群を模すマウスのシナプスや学習の異常にグリア細胞・アストロサイトが寄与
2016-06-29|脆弱X症候群(FXS)
+ GABAA調節薬の脆弱X症候群全般改善効果示せず/Ph2試験
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。