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キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。

タウはシナプス放出蛋白質や神経のミトコンドリア蛋白質と相互作用する

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2022-01-27 | コメント

アルツハイマー病や前頭側頭型認知症(FTD)などと関連する蛋白質タウはシナプスに放出された蛋白質と意外にも相互作用すると分かり、もしかするとそういう相互作用を足がかりにして病原性タウは脳のあちこちに広がれるのかもしれません。一緒に発火する神経が一緒に死んでしまう現象の理解にもその発見は役立ちそうです。

もう1つ意外な発見としてタウが神経のミトコンドリア蛋白質の多くと相互作用することも判明しました。アルツハイマー病患者の脳を調べたところタウと相互作用するミトコンドリア蛋白質は少なく、最も重症の患者のそれら蛋白質は最も欠乏していました。また、FTD変異はタウとミトコンドリア蛋白質の相互作用を激減させ、ミトコンドリア生成を妨げました。

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