老人ホームでのCOVID-19流行の顛末〜入居者の殆どが感染し、3人に1人が死亡
Free!米国ワシントン州King郡の看護施設の入居者およそ130人の1人(73歳の女性)が2月28日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と判明し、その後3月18日までに入居者101人、職員170人のうち50人、訪問者16人の合わせて167人がその施設と関連するCOVID-19を被り、COVID-19入居者は3人に1人(34%;34/101人)が死亡しました。
COVID-19に陥った入居者101人の殆どがCOVID-19と一致する呼吸器病態を呈しましたが、7人は無症状でした。
COVID-19に陥った入居者、訪問者、職員の入院率はそれぞれ55%、50%、6%でした。職員は幸い一人も死にませんでしたが、COVID-19に陥った訪問者の6%は死にました。
長期介護施設にCOVID-19がひとたび入り込むやすぐに隈なく広まり、入居者や職員をひどく害する恐れがあることを今回の結果は示唆しており、感染を早期に発見して処置を講じる準備をしておく必要があります。
3月18日時点でKing郡の30の長期介護施設でCOVID-19が発生しています。
- ・ ジャーナル > 総合医学誌 > New England Journal of Medicine(NEJM)
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