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食道上皮細胞TFF3検査で胃食道逆流症患者のバレット食道をより多く検出できる

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2020-08-03 | コメント

バレット食道を治療すれば食道癌への進展を防ぐことができます。しかしバレット食道の最適な診断手段は定まっていません。

胃食道逆流症(GERD)の治療を受けている患者が参加した英国イングランドでの無作為化試験の結果、サイトスポンジ(Cytosponge)という胃内で膨らむ装置を飲み込んでもらって引き上げて採取した食道上皮細胞にトレフォイル因子3(TFF3)が検出されれば内視鏡検査を行う手段でバレット食道をより多く検出できました。

サイトスポンジを使った6834人のうち140人(2%)がバレット食道の診断に至りました。非使用群でバレット食道の診断に至ったのは6388人のうち僅か13人(0.2%)のみでした。

TFF3が検出されて内視鏡検査を受けた患者221人(13%;221/1654人)の59%(131人)はバレット食道か初期の食道胃癌でした。

深刻な有害事象は1件のみでした。その1件はスポンジが紐から外れてしまい、内視鏡による回収を必要としました。

今回の試験で有望な結果が得られたからに、食道胃癌の検診としてサイトスポンジ-TFF3検出法を採用すべきかどうかを検討する必要があると論評者は言っています。

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