大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

Pfizer社とJ&J社のアルツハイマー病薬第3相試験が中止される

  • 2012-08-08 - 2012年8月6日、Pfizer(ファイザー)社は、Apoe4遺伝子型保有アルツハイマー病患者対象試験(Study 302)に続き、Apoe4遺伝子型非保有アルツハイマー病患者対象試験(Study 301)でもbapineuzumab(バピヌズマブ)静注が主要目標を達成できなかったことを受けて同剤静注第3相試験プログラムを中止すると発表しました。 (2 段落, 275 文字)
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Pfizer 関連ニュース (最新5件を表示) [全ニュースを表示]

  • 2016-01-17 Calibr 心不全治療抗体製品のライセンス導入権利をPfizerに付与
  • 2016-01-16 Pfizer 中国の主要な小売りヘルスケアブランド製品群を取得
  • 2016-01-15 Hospira取得で得たポンプ事業売却をPfizerが検討/Bloomberg
  • 2016-01-10 Pfizer 投資戦略拡大の下で4社に4600万ドル投資
  • 2016-01-10 Pfizer Adaptiveの免疫解析を使って抗癌免疫誘導治療を開発する

Johnson and Johnson 関連ニュース (最新5件を表示) [全ニュースを表示]

  • 2016-01-06 J&JがAPI製造事業Noramcoを売ろうとしている/Reuters
  • 2015-12-22 J&J社 HCVヌクレオチドポリメラーゼ阻害剤AL-704の開発打ち切り
  • 2015-12-21 Bavarian社 HPVによる癌のワクチン技術使用権利をJ&Jに付与
  • 2015-12-11 Google発新会社VerilyとJ&J 手術技術を開発する合弁会社を設立
  • 2015-12-01 J&J 抗IL-12/23薬STELARAによるクローン病治療を欧米に承認申請
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コメント一覧
2012-08-14 | 投稿者 : to-hasegawaさん
ご返事感謝します。アミロイドは病状発現以前から相当量発見されています。その点が気になるのです。仮にアミロイドが発病因子であるなら、なぜ病状発現前、10数年も前から存在しているのでしょう。
なぜ直ぐに発病しないのでしょうか。この事はアミロイドが発病因子でなく、危険因子である事を証明しております。アミロイド+?があって初めて発病するのではないでしょうか。この?は何でしょうか。我田引水ですが、次の発見がヒントを与えています。即ち、APOE4のNatureで発表された、BBBの透過性の破壊です。APOE4キャリアーの方々はBBBの透過性が破壊されているので、末梢血液からの毒性物質が容易に脳内に侵入する事ができるのです。ですから発病因子は末梢血液中に存在するはずです。それは何ですか。どうぞ私達の論文、JAD2012,30,1-6を読んでみてください。そのヒントが得られるはづです。要は発病因子は年齢依存性であり、アミロイドと相互作用を発揮する事が必要です。何故ならアミロイドは危険因子だからです。
それから以前のコメントですが、ホモシステイン酸の事でしょうか。是非論文を読んでみてください。コメント、本当に感謝します。
2012-08-14 | 投稿者 : dm8774さん
御返事有り難うございます。

先生の仰るとおりワクチンの安全性はしっかり評価しないといけないですね。ワイス社の最初のワクチンAN-1792も脳炎を発症する人がいました。
ただ、彼らの報告では効果も認められたようです。

Batemanらの研究で示されるように、脳脊髄液中や血漿中のアミロイドβ42は臨床的発症の相当前から変化が見られることが示唆されるようです。
前駆病変の検出がきちんと出来るようになれば、とりわけ家族性でアルツハイマー病発症がほぼ運命づけられているような人にとってはAβワクチンの若年期からの投与は今後試みられても良い気がしてしまうのですが…。

尚、先生の2010年8月のhmori-tkyさんとのやり取りは拝見しました。ご意見にお変わりないでしょうか?
2012-08-13 | 投稿者 : to-hasegawaさん
コメント本当に感謝します。あなた様のコメントは、普通でしたらそのまま肯定できるのですが、事アミロイドに関しては、複雑です。

というのは最近アミロイドをマウスに投与したら、ある病的状態が回復したという報告がなされました。確か炎症反応が抑制された結果、病的状態が回復されたという報告です。

この結果をそのまま受け取れば、アミロイドは抗炎症物質になります。そうであれば、アミロイドを減らす治療法は予防に役立つのでしょうか。非常に疑問になります。

ですからアミロイドの予防的治療法は、正常人に行うのですから、なおさら慎重にしないと、かえって副作用による致命的な病気を発症指せてしまう事にもなりかねません。私はその事を心配するのです。

患者抜きの予防など、あってはなりません。ですからアミロイドの生理機能をもっと研究し、実際の副作用的討議を経たのちに行う事が必要ではないでしょうか。でもコメントは確かに有意義です。感謝します。
2012-08-13 | 投稿者 : dm8774さん
はじめに不勉強をご容赦いただきたく思います。

最近の研究(例えば Bateman RJ et al.N Engl J Med. 2012 Jul 11. Clinical and Biomarker Changes in Dominantly Inherited Alzheimer's Disease.) では、アルツハイマー病に至る前駆病変は恐らく臨床的発症のかなり前から存在しているようですので、例えばAβワクチンの臨床治験も、もっと若い時から始めていれば効果があることは考えられませんか?
2012-08-08 | 投稿者 : to-hasegawaさん
ファイザーのアミロイド療法の失敗は、アミロイド療法の終焉を意味します。しかしそれにも関わらず、アミロイドの予防的治療を行うという動きは、全く考えられない動きと言えます。あたかも宗教的意味合いを感じられます。予防的な科学的な根拠があるのでしょうか。健常者にもアミロイドがAD患者と同じくらいあるという最近の報告は、アミロイド量を減らせば、予防的な意味合いになる事と関連があるのでしょうか。かえって最近の報告では、アミロイドは抗炎症作用があるという報告もあり、アミロイドの生理学的な作用の解明もなされないままアミロイドを減らせば、かえって副作用が発現する事にはならないでしょうか。それもないまま、あたかも宗教的な感で予防的な治療を行う動きは、患者に対する冒とくを意味するのではないでしょうか。何べんもいいますが、マウス実験で成功したから、ヒトにも適用できるという間違いを2度と繰り返さないように注意すべきです。
一日も早く、生産的な治療法の開発を行うべきです。あまりにも患者を抜きにした現在の予防的治療に警告をすべきです。
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