脳出血に中医薬FYTF-919(Zhongfeng Xingnao)無効
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Merckが中国外権利を有するKelun-Biotech社のTROP2標的ADCを中国が承認
 ・ 誤記を訂正しました(トロデルビィ→トロデルビ)
Cassava社アルツハイマー病薬の非盲検試験で認知機能悪化が僅かで済んでいた
 ・ 誤記を訂正しました(低分子約→低分子薬)

Certa社の長い歴史を経たGPCR阻害剤FT011がPh2試験で強皮症治療効果を示した

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2023-02-07 | コメント

かつてオーストラリアのFibrotech社の持ち物だった抗線維症薬FT011が同社出身の有志が新たに立ち上げたCerta Therapeutics社の手によるPh2試験で強皮症治療効果を示しました。

試験には30人が参加し、FT011高用量(400mg)、低用量(200mg)、プラセボのいずれかが12週間投与され、高用量群の被験者の60%の病状が改善しました(プラセボとの比較でのP値はp = 0.019)。低用量群の改善率は20%でした。

Certa社は第3相試験の道が開けたと言っています。

かつてのFT011の持ち主Fibrotech社は今から10年ほど前の2014年にShire社に買われ、Shire社は4年ほど前の2019年の初めに武田薬品のものとなっています。

FT011は炎症や線維症を引き起こす経路幾つかに一枚噛むGPCRの阻害剤です。その阻害作用により多臓器の慢性線維症を治療できる可能性があります。

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