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抗精神病薬フルフェナジンはGCH1発現を抑制して痛みを緩和する

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2022-09-01 | コメント

傷んだ感覚神経でのテトラヒドロビオプテリン(BH4)の増加は痛みを生じやすくして長引かせます。BH4の合成酵素・GTPシクロヒドロラーゼ1(GCH1)が減るとBH4が減って痛みが緩和することがヒトの一塩基多型(SNP)解析やマウス実験で裏付けられています。

承認薬を含む化合物およそ1000種を調べたところ、抗精神病薬フルフェナジン(fluphenazine)がGCH1の発現を抑制し、はたして鎮痛効果を有することが神経因性痛を模すマウスの実験で示されました。

また、EGFR/KRAS伝達がGCH1発現を増やし、GCH1とBH4を抑制するEGFR阻害もまた鎮痛効果を有することが示されました。

さらにはKRASの配下でGCH1/BH4は肺癌を進展させることも示されました。

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