大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

サル痘患者2人に脳脊髄炎が発生〜サル痘ウイルス感染で神経の合併症が生じうる

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2022-09-18 | コメント

サル痘ウイルス感染で神経の合併症が生じうるらしく、米国のサル痘患者2人が脳や脊髄の炎症・脳脊髄炎をこの夏に発症しました。

2人のうちの1人はコロラド州のゲイ男性で、発熱や発疹の発生から9日後に左腕や脚の脱力やしびれ、尿閉、断続的な持続勃起を呈して入院しました。神経症状を呈してから男性にはTPOXX(tecovirimat)が投与されました。左脚の脱力は1か月超続き、歩行補助具を必要としました。

ワシントンDCのもう1人のゲイ男性患者はサル痘症状が始まってから5日後に便や尿の失禁を生じるようになり、両脚が脱力して入院しました。男性の容態は悪化し、挿管されて集中治療室(ICU)に移りました。男性はTPOXX治療され、その後抗体薬rituximab(リツキシマブ)も投与されました。5週間後に退院してリハビリを受け、1人目の患者と同様に歩くのには補助具を要しています。

2人の神経病態がウイルスが中枢神経系(CNS)に入り込んで直接手を下したことが原因なのかそれともウイルス感染に伴う自己免疫反応が原因なのかは分かっていません。

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