Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

Novacea社 癌治療薬候補・AQ4Nの全世界での開発・販売ライセンスを取得

Free!
2007-04-20 | コメント

2007年4月19日、Novacea社は、癌を治療する静注化合物・AQ4N(banoxantrone)に関してAstraZeneca社の事業ユニットの1つ・KuDOS PharmaceuticalsとBTG PLC社と合意したと発表しました。

この合意により、全世界でのAQ4Nの開発・販売権をカバーする独占ライセンスをNovacea社は獲得します。

KuDOS Pharmaceuticals社は、AQ4Nの全世界でのライセンスをBTG社から2002年3月に取得しました。その後北アメリカでのAQ4Nの権利が2003年12月にNovacea社にライセンスされました。

KuDOS社は、AQ4Nの第1相試験の患者リクルートは2007年中旬に完了すると見込んでいます。

AQ4Nは低酸素状態の癌細胞でAQ4という物質に変換され、DNAに結合してトポイソメラーゼII阻害作用を介して急速に分裂している癌細胞の複製をブロックします。AQ4Nの状態では細胞毒性はないため、癌細胞以外の通常の細胞に対する毒性は少ないと考えられています。

この記事のカテゴリ
AstraZeneca社 トランスセプト・ファーマシューティカルズ社
この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。