一定レベルを超えるランニングは心血管疾患リスクを高めうる
- 2010-03-15 - 定期的に一週間あたり2-9時間トレーニングしているマラソンランナーは血圧や大動脈硬化の指標(Pulse wave velocity;脈波伝播速度)がより高いことを示した研究成果が発表されました。 (2 段落, 164 文字)
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循環器疾患に関する話題ではありませんが、New Engl J Med誌に次のような記事が載っていました。
軽症もしくは中等症の喘息患者60名を対象に行った無作為化クロスオーバー研究で、沿道沿いもしくは公園内を被験者に2時間歩いてもらい各種パラメーターを比較しています。
ハイドパーク内よりもオックスフォード通り沿道のほうが排ガス(2.5 μm未満の微粒子、超微粒子、元素状炭素、二酸化窒素など)は有意に高いことが確認されています。
試験の結果、オックスフォード通り沿いを歩いた患者の方が肺機能の低下が大きく、炎症パラメータも高かった。というものです。
知の冒険>喘息患者がロンドンの町を歩いてわかったこと [New Engl J Med]より
http://twurl.nl/l1thz3
マラソンランナーは、練習のために交通量の多い場所を走ることもあろうかと思います。外界に直接接する肺と循環器を一緒には出来ないでしょうが、血液中の炎症パラメータが上昇するのであれば、動脈硬化が進行しやすくなることも考えられると思います。
マラソンの練習をするなら、空気のきれいなところで行う方が良いということはいえるかもしれません。
【清宮のコメント】ありがとうございます。山とか川原とか公園とかで走った方が良さそうですね。交通量の多い場所しか周囲にないということであれば、車があまり走っていない早朝に走るというのも一案かもしれません。私は空が白みかける早朝に走るのが好きです。朝走ると確実に前向きになれると思います。もし鬱々とした気持ちで過ごしている方がいましたら朝走ってみると気分が一新するかもしれません。脱線してしまいました。なるべく空気が綺麗なところで走りたいと思います。