C型レクチン受容体Mcl/Mincleの阻害がラットの多発性硬化症病態を阻止
Free!パターン認識受容体(PRR)の一角を占めるC型レクチン受容体(CLR)2種・MclとMincle(ミンクル)の脳骨髄細胞での発現が多発性硬化症(MS)を模す実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)ラットのT細胞を中枢神経系(CNS)に動員して病的にすると分かり、Mcl/Mincle遺伝子抑制やMcl/Mincleの生来のリガンドSAP130の阻害はEAEを防ぐことが示されました。
また、MS患者の脳病変にMcl/Mincle発現細胞が存在することも確認されました。
今回の結果はCLRの自己免疫への寄与を明らかにし、Mcl/Mincle経路を標的とするMS治療の可能性を示しました。
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