Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。
化学放射線療法とMerck & CoのKeytrudaによる子宮頸癌初治療が生存改善達成
 ・ 誤記を訂正しました(陰性か陰性か→陽性か陰性の)
Novartisの発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)薬Fabhaltaを米国が承認
 ・ 誤解訂正。Fabhalta投与患者”殆ど”がヘモグロビン濃度2 g/dL以上の上昇を達成した旨に修正しました。

二次性血球貪食性リンパ組織球症に陥ったCOVID-19患者8人がanakinraで改善

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2020-05-15 | コメント

マクロファージがIL-1βを作り過ぎて生じうる二次性血球貪食性リンパ組織球症〔sHLH;別名、マクロファージ活性化症候群(MAS)〕に陥った集中治療室(ICU)の人工呼吸器使用新型コロナウイルス感染(COVID-19)肺炎患者7人にIL-1β/IL-1α遮断薬Kineret(anakinra、アナキンラ)を投与したところ昇圧剤の用量が減らせ、呼吸機能が改善し、sHLHの診断指標HScoreの点数が改善しました。

3人が死亡しましたが、敗血症に伴うsHLH患者の死亡率(67%)よりは今回のICU患者の死亡率は低いと著者は言っています。

sHLHを呈した新型コロナウイルス感染(COVID-19)肺炎女性1人への非ICUでのanakinra投与の経過も報告されました。この女性の状態はanakinra治療24時間以内に改善し、sHLHを呈したCOVID-19患者が呼吸不全や人工呼吸器使用へと容態が悪化するのをanakinraで防げるかもしれないと著者は言っています。

今回報告された8人にはヒドロキシクロロキンも投与されています。

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