新型コロナウイルスのNsp1はリボソームの40Sに結合して蛋白質合成を妨げる
Free!新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のNsp1は感染した細胞の蛋白質製造場・リボソームに結合してタンパク質合成を停止させます。
新たな研究の結果、Nsp1はリボソームの2つのサブユニットの小さい方40Sに結合してリボソーム形成を妨害し、リボソームのmRNA入り口を塞いでしまうと分かりました。
そうして蛋白質合成を妨げることでNsp1はウイルス対抗に必要な自然免疫反応の1つをほぼ完全に遮断することも判明しました。
Nsp1が結合する40Sの凹みに蓋をする化合物でSARS-CoV-2の感染を食い止めて重症化を防げるかもしれません。リボソームの機能に不可欠ではなさそうなその凹みを狙うことは無理筋ではなく都合が良いと著者は言っています。
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