大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

NRF2活性化剤スルフォラファンでマウスの多発性嚢胞腎の進展を遅らせれた

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2020-08-02 | コメント

腎不全を招く嚢胞の多発を特徴とする常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)に抗酸化蛋白質NRF2の不活性化が寄与していると分かり、アブラナ科野菜に含まれる化合物スルフォラファン(Sulforaphane)でNRF2経路を活性化することでマウスのADPKD進展を遅らせることができました。

スルフォラファンはKEAP1-NRF2複合体を妨げてNRF2の核内蓄積を促します。

スルフォラファンのような食事中に含まれるNRF2活性化剤でADPKDを治療しうると著者は言っています。

また、スルフォラファンとは別の仕組みでNRF2を活性化するtolvaptan(トルバプタン)とスルフォラファンの併用で相乗効果が期待できるかもしれません。

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