Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

プーチン大統領の政敵ナワリヌイ氏にはノビチョクと同種の神経毒が盛られた

Free!
2020-09-04 | コメント

ロシア大統領・ウラジミール プーチン氏の政敵・アレクセイ ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏にコリンエステラーゼ阻害剤・ノビチョク(Novichok)と同じ化合物群に属する神経毒が盛られた事が確かに裏付けられたとドイツのメルケル首相が発表しました。

ノビチョクは冷戦中にソ連で開発されたコリンエステラーゼ阻害剤であり、被って手当てしないと呼吸や血圧を支える筋肉を制御できなくなります。

ノビチョクはロシアの元スパイSergei Skripal氏の英国での2018年の暗殺未遂で広く知られるようになりました。その事件ではSkripal氏、その娘・Yulia、その他4人が倒れ、Skripal氏とYuliaは助かりましたがそばにいた1人が死亡しました。

ナワリヌイ氏はシベリアのTomskからモスクワへの飛行機内で異変をきたし、飛行機が行き先を変更して向かったシベリアの都市Omskの病院を経てドイツのベルリンの病院に運ばれました。

ベルリンの病院は先月8月24日にナワリヌイ氏はコリンエステラーゼ阻害剤中毒症状を呈していると発表し、続いて今月9月2日水曜日に同国のメルケル首相はノビチョクと同種の神経毒に間違いないと判明したと明言しました。

集中治療室(ICU)でナワリヌイ氏はあえて昏睡状態に置かれており、容態は依然として深刻です。

ナワリヌイ氏は代謝疾患か食あたりで具合いが悪くなったんだろうとロシア政府は言っていますが、メルケル首相はそんなことはでたらめだと言ってロシア政府に説明を要求しています。

関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。