大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

米国の数少ない黒人CEOの一人・Ken Frazier氏がMerck & Coのその座を離れる

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2021-02-05 | コメント

米国の数少ない黒人CEOの一人・Kenneth C. Frazier氏がMerck & Coで10年務めたその座を今年6月30日に離れ、同社最高財務責任者(CFO)のRobert M. Davis氏がその後任として翌日7月1日に同社CEOに就任します。

Frazier氏はおよそ30年前にMerckに加わって昇進を続け、10年前の2011年に同社初となる黒人CEOの座を手にしました。

安全性懸念で2004年9月に販売停止となったVioxx(rofecoxib)の訴訟を捌いたことで同氏は名を馳せました。また、昨年の売り上げ今や140億ドル超の抗PD-1/L1薬の王Keytruda(キイトルーダ;pembrolizumab)を同社にもたらした2009年のSchering-Plough買収でもFrazier氏は大きな役割を担いました。

Frazier氏の手綱さばきの下でKeytrudaは先行していたBristol-Myers Squibb(BMS)のライバル品Opdivo(オプジーボ;nivolumab、ニボルマブ)の出番を奪っていきました。OpdivoはKeytrudaにいまや随分水をあけられており、去年の売り上げはKeytrudaの約半分の70億ドルでした。

Frazier氏は引き継ぎのために会長として同社に暫く留まります。

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