Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)
抗生物質で心不全を治療できるかもしれない
 ・ 誤記を訂正しました(心臓発作に、、、→心臓発作後に、、、)

ループス腎炎へのKezar社のzetomipzomibのPh2結果はLupkynisに見劣りする

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2022-06-29 | コメント

ループス腎炎へのKezar Life Sciences社の免疫プロテアソーム阻害剤zetomipzomib(ゼトミプゾミブ、KZR-616)のPh2試験(MISSION)結果は先月の筋炎Ph2試験の失敗を取り返す有望な結果のように発表されましたが、25週までに脱落した4人を含む全被験者21人の結果はAurinia社の承認済みのループス腎炎薬Lupkynis (voclosporin、ボクロスポリン) に見劣りするようです。

Kezar社は脱落した4人を除く17人の効果を発表しており、その発表によると尿蛋白/クレアチニン比(UPCR)が半分以下に落ち着いた奏効患者の割合は65%(11/17人)、UPCRが0.5以下となって完全寛解を達成した患者の割合は35%(6/17人)でした。

しかし脱落例4人を含めた21人の奏効率は52%(11/21人)、完全寛解率は29%(6/21人)です。

その結果はAurinia社のLupkynisの完全寛解率41(40.8%)%に見劣りします。

また、Wells Fargoのアナリストは奏効率は65%、完全寛解率は30%を超えていれば良い結果といえると前もって示していましたが、zetomipzomibの全被験者の成績はその基準に至っていません。

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