Abbott社 Kos Pharmaceuticals社を37億ドルで買収
Free!2006年11月6日、Abbott Laboratories社は、HDLコレステロールを上昇させるナイアシン製剤・NiaspanとAdvicorの販売をはじめとして慢性心血管疾患、代謝疾患、呼吸器疾患の治療薬の開発・販売を手がけるKos Pharmaceuticals社を37億ドルで買収すると発表しました。
Abbott社は、1株あたり現金78ドルをKos社の株主に支払います。この価格は、先週金曜日の終値・50.09ドルの56%のプレミアに相当します。Kos社が保有している4億ドルの現金受け取り後の買収価格は37億ドルになります。
HDLコレステロールの低下は、高レベルのLDLコレステロールに比べて心臓病のより大きな原因となることが分かってきました。したがって、Kos社のナイアシン製剤の売り上げは上昇しています。
今回の買収は、心血管マーケットにおける主要プレーヤーになるというAbbott社の意思を明確にするものです。Abbott社はすでに年間売り上げ10億ドルのコレステロール・トリグリセリド降下剤・Tricor(フェノフィブレート)を有しています。また、AstraZeneca社のLDLコレステロール降下剤・CrestorとTricorの合剤も開発しています。
ナイアシン製剤の他に、Kos社は喘息治療薬や吸入インスリンを開発しています。喘息治療薬は現在第3相試験中です。吸入インスリンは第2相試験中です。
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