凍らせたヒト脳組織を傷めず解凍
 ・ 手法の名称を追記しました。
脾臓の超音波刺激でラットの肺高血圧症が改善
 ・ タイトルの誤字を訂正しました(脾臓に超音波刺激→脾臓”の”超音波刺激)
ワクチンに添加される植物由来の免疫増強成分QS-21を酵母で作る手段を開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

心臓の拒絶反応を簡単に調べられる遺伝子テスト

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2006-01-02 | コメント

簡単な遺伝子検査で、移植された心臓への拒絶反応がおきているかどうかを調べられると分かりました。この遺伝子検査を用いれば、患者に苦痛を強いる侵襲性の心筋バイオプシー(生検)の回数を減らせるかもしれません。


この遺伝子検査キットをAlloMap Molecular Expression Testingといいます。

AlloMapテストでは、心臓の拒絶反応に関わると分かっている白血球の分子伝達経路の20遺伝子の情報が提供されます。

今回の試験の結果、AlloMapテストを用いると、心臓の拒絶反応をおこさない患者から起こす患者を見分けられるとわかりました。また、AlloMapテストのスコアが30未満であった患者が心臓発作を起こすリスクはほぼ0%(0.4%)でした。

New York-Presbyterian/Columbiaは2006年1月1日からAlloMapテストを患者に勧めていく予定です。

心臓移植患者が中等度〜重度の拒絶反応を起こすリスクは3-5%ほどです。心臓移植患者は障害を通じて拒絶の有無をモニターする必要がありますが、最も確かな拒絶反応の検査方法は生検です。生検が最も確かな方法であることは数十年来変わっていません。

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