キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

少量の卵を摂取することで卵アレルギーが改善する

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2006-12-27 | コメント

卵アレルギーの既往を有する小児を対象にした卵経口免疫療法(egg oral immunotherapy、OIT)のパイロット試験の結果が発表されています。

この試験では、子供達はまず病院で蕁麻疹(じんましん)またはその他のアレルギー反応が出現するレベルの卵の量を調べました。

その後子供達は家に帰り、まずは反応レベルを少し下回る量の卵パウダーを毎日摂取し、その後2週間毎に卵パウダー摂取量を上げていきました。1日の摂取量が卵1個の10分の1相当に達した段階でその摂取量を維持しました。

この結果、2年後時点で7人中4人の子供は何の問題もなく2つの卵のスクランブルエッグを食べることができるようになりました。

また、卵選択的なIgG濃度は有意に上昇し、卵選択的なIgE濃度に有意な変化は認められませんでした。

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2006-12-28 | 投稿者 : 若草さん
食品アレルギーへの対策。
もっと積極的に研究に取り組んでほしい分野です。

今回のタマゴアレルギーの記事ですが、
一手法として期待したいところですが、
「2年後時点で7人中4人」
という結果は、少しさみしいですね。
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