スタチン服用患者はインフルエンザ/肺炎や慢性閉塞性肺疾患による死亡リスクが低い
- 2007-04-12 - ニューメキシコ州アルバカーキにあるLovelace Respiratory Research Instituteの医療記録をレビューした結果、適度なスタチン使用とインフルエンザ/肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)による死亡リスクの低下が関連すると分かりました。 (2 段落, 244 文字)
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その他のプラスα的有用性の報告が多い点は個人的にはLDL−cが
正常範囲を少し超えたら少量のスタチンを使わせる気持ちに誘導させるものではないでしょうか。横紋筋融解症などを考えると予防投与という観点からもやはりより低用量での服用を考えてよいのではないでしょうか。
以上
他にスタチン系と同程度の改善薬(従来薬では足りないように見ているが)があって、その結果と比べることができれば、臨床における直接作用か、間接作用かがわかるかも知れない。間接作用の場合はどこまでを当該薬の効果と評価するのか、その基準はあるのだろうか。良い意味での「風が吹けば...」という現象とみなすということだろうか。
もちろん、高脂血症の患者にとっては直接的であろうと間接的であろうと結果の受益ということでは変わりがないが、高脂血症でない患者への適応拡大ということになるとその辺りは承知しておく必要があると思う。