男性の乳癌はここ25年で増加している

Free!
2004-05-24 | コメント

National Cancer Instituteのデータベース・SEER (Surveillance, Epidemiology, and End Results) の1973-1998年のデータを解析した結果、過去25年で男性の乳癌発現率は0.86人/10万人から1人/10万人に上昇していることが明らかとなりました。また、女性に比べて悪性の強いタイプの乳癌が多くなっていました。


2004年5月24日のCancer誌オンラインバージョンに発表された研究成果です。

女性の乳癌と比べて、男性が乳癌と診断される時期は有意に遅くなっていました(67歳 VS 62歳)。また診断されたときには癌は進行・リンパ節に転移した状態になっていることが多くなっていました。

診断が遅れる理由は、乳房に異変が起きても癌とは思わず放っておくからと考えられました。

不思議なことに、比べてエストロゲン受容体陽性の乳癌が男性では多くなっていました。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。