飲酒は肺癌を若干起こしやすくするかもしれない
Free!7つのプロスペクティブ試験(合計399,767人)のデータをまとめて解析した結果、飲酒は肺癌を若干起こしやすくするかもしれないと分かりました。
毎日2杯以上(アルコールを30g以上)飲む男性、女性は飲まない男性、女性に比べてそれぞれ21%、16%肺癌になりやすくなっていました(ただし95%CIはそれぞれ0.91-1.61、0.94-1.43)。
全体としてはアルコールの肺癌誘発作用は弱いと考えられましたが、喫煙の経験がない男性においては、アルコールを毎日15g以上飲むと飲まない場合に比べて肺癌に6倍なりやすいという結果となりました。しかし喫煙経験がない男性は肺癌のリスクが低い集団です。
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