三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

スペイン風邪のようなインフルエンザ大流行が現代におきたら世界で6200万人が死亡する

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2006-12-24 | コメント

1918から1920年のインフルエンザ大流行(スペインかぜ、スペイン風邪)の時に収集した高品質なデータを用いて、同様の大流行が現代におきた場合の全世界での死亡率を推定した結果が発表されています。

この結果、1918-1920年の死亡率を2004年の全世界の人口に当てはめると、同様のインフルエンザ大流行で6200万人が全世界で死亡すると推定されました。

これらの死亡の96%は発展途上国で起きると考えられました。

また、もしこの死亡が1年に集中した場合、全世界での死亡率は114%も上昇すると考えられました。

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2007-01-03 | 投稿者 : Sanctusさん
 私も、Catsduke Poitrine さんのコメントの通りだと考えている。
2007-01-02 | 投稿者 : Catsduke Poitrineさん
>これらの死亡の96%は発展途上国で起きる
 スペイン風邪は第一次大戦期に大流行したものである。
最高度のストレス環境および、多くの市民が戦時下において十全な栄養が摂れず栄養不良による免疫力低下が基礎にあり、おまけに医療環境も現在に比べて劣悪であった。
 現在なら、従って途上国に大きな被害が出ると想定される訳である。

 よって、以上を(意図的にか? 医学史の常識なのだが)看過して、大流行がさも先進国で起こるかのように大騒ぎして、特定のワクチンメーカーや医薬品企業や医師集団の利益につながるような「過剰医療」を推進しかねないマスコミの追随報道には要注意である。
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