Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。
化学放射線療法とMerck & CoのKeytrudaによる子宮頸癌初治療が生存改善達成
 ・ 誤記を訂正しました(陰性か陰性か→陽性か陰性の)
Novartisの発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)薬Fabhaltaを米国が承認
 ・ 誤解訂正。Fabhalta投与患者”殆ど”がヘモグロビン濃度2 g/dL以上の上昇を達成した旨に修正しました。

HIV患者第2相試験の安全性報告が完成[投稿日]2008-12-27

Bavarian Nordic社 によるHIVワクチンの安全性が認められたとのことですが、これが市場にでて(一般に医療で使用される)ワクチンを受けられるようになるまでどのくらいかかるのでしょう。

いろいろなワクチンが開発されているようですが、なかなか実用されるまで時間がかかるようですね。
下記は、この質問「HIV患者第2相試験の安全性報告が完成」に寄せられた回答の一覧です。
  • HIVワクチン開発の前途、ワクチン以外の技術の可能性
  • 回答者:清宮 さん
  • (2009-01-10 02:00)
今回の質問が以下のBioToday記事に関連したものでしたら、

 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=30260

この記事はHIVワクチンではなく天然痘ワクチンに関するものです。合併症リスクが高いと考えられるHIV患者においてBavarian Nordic社の天然痘ワクチンが安全かどうかが評価されました。

HIVワクチンについてですが、BioTodayでも何度か取り上げているように、有望とみなされていたMerck(メルク)社のHIVワクチンが失敗したことでHIVワクチン開発の困難さが改めて浮き彫りになったと思います。

以下の記事にあるように、

 ▽失敗したStep試験でのMerck社ワクチンの免疫原生は非常に高かった
  http://www.biotoday.com/view.cfm?n=30696

Merck社のワクチンの免疫応答誘導作用は決して弱くはありませんでした。

この結果を受けて、より強い反応を惹起するワクチンまたは異なる機能を有するワクチンを今後開発していく必要があるようだと著者は言っています。

メルク社ワクチンは失敗しましたが、新しいワクチンも開発されています。

例えば以下のような成果が得られています。

 ▽新規ワクチンの抗HIV免疫反応誘導作用が第1相試験で示された
  http://www.biotoday.com/view.cfm?n=27101

meggy さんのおっしゃるとおりHIVワクチンの実用化にはまだまだ時間が必要ですが、HIVワクチンの開発は前進していると思いたいです。

また、ワクチンに頼らずともユニバーサルスクリーニングとART治療でHIV発生を劇的に低下しうる可能性も示唆されています。

 ▽HIV検診と診断後すぐのART開始でHIV発生が劇的に低下しうる
  http://www.biotoday.com/view.cfm?n=30660

ワクチンの開発は必要ですが、ワクチンに頼らずとも現在の技術を最大限に活用していくことでHIV感染の世界的な負担は大きく軽減しうるのかもしれません。
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