キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)
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[記事]乳由来タンパク質抽出物の創傷治癒効果が確認された」へのコメント

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「体液中の抗炎症物質AIF」

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XP-828L が何者なのか、薬になるのか大変興味があります。

動物が傷口をなめて治療するように、唾液や体液に抗炎症活性があることが推定されています。この記事のように乳成分にも抗炎症物質があることも以前から推定されていました。約30年前我々が大量のウシ血清中から精製し強い抗炎症活性を見出したAIFは、フコースなどから構成される糖タンパク質で分子量が数千、水で希釈すると高分子化しμg量で強力な抗炎症活性を示しました。特許も取ったのですが結局製品にはなりませんでした。現在も不思議な物質だったなあと思っています。

Purification and characterization of anti-inflammatory factor(AIF) from bovine serum. Misaka E, Matsuda K, et al. Agent Actions 8:1347 (1978)

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「牛乳由来で間違いないようです」

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XP-828LをPubMed検索したところ以下の報告がありました。

Safety and efficacy of a milk-derived extract in the treatment of plaque psoriasis: an open-label study.
J Cutan Med Surg. 2005 Dec;9(6):271-5.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=16699908

“XP-828L is a nutraceutical compound obtained by the extraction of a growth factors-enriched protein fraction from bovine milk”ということでXP-828Lがウシの乳由来の抽出物なので、記事の「2つの乳由来タンパク質抽出物」は「2つの牛乳由来タンパク質抽出物」と理解して良いと思います。

私も牛乳由来として書いてよいかどうか分からなかったため乳と表現しました。今回質問を頂いて回答が得られました。ありがとうございました。

ただ、この報告ではXP-828Lをcompoundとしていますが、以下の報告ではXP-828Lをprotein extractとしており、XP-828Lは抽出物なのか化合物なのかよく分からなくなりました。

XP-828l in the treatment of mild to moderate psoriasis: randomized, double-blind, placebo-controlled study.
J Cutan Med Surg. 2006 Sep-Oct;10(5):241-8.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=17234108

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「ウシの乳?」

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今回のプレスリリース自体にはmilkとしか書かれていませんが,Advitech社のHPを見る限りではbovine milkを研究している会社のようですね。

詳しいことをご存じの方がいらしたら補足(もしくは訂正)をお願いします。

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「「乳由来たんばく」って?」

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この記事について質問です。

「乳由来タンパク」の「乳」とは、何の「乳」なのでしょうか?「人乳」?「牛乳」?

母乳をおむつかぶれにする、目やにがでたら目にイレルなどが、伝統的に行われている所があると聞いたことがあります。

また、授乳中に乳頭が傷ついたら、母乳を塗る、と言うことが勧められているんです。
だから、是非知りたいです!

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2007-10-12 - 2007年10月10日、Advitech社は、XP-828L技術プラットフォームによって抽出された2つの乳由来タンパク質抽出物は創傷治癒効果を有することがIn vivo実験で確認されたと発表しました。
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