コメント一覧

[記事]apoE4を標的とするアルツハイマー病薬開発に力を注ぐべき」へのコメント

  • このページの後半に、上記トピックの本文を掲載しています。
  • 投稿者名をクリックすると、その方が今までに投稿されたコメントを一覧表示します。

新しくコメントする

「アミロイド療法以外に目をむけましょう。」

コメントする

多くの臨床試験でアミロイド療法による認知機能の回復が全て失敗であった事から、これからはアミロイド療法以外に目を向けるべきです。認知機能と脳の病理変化は、どうも一致していないように思えます。

例えば、100歳元気老人だった金、銀さんですが、私達はまさかアルツハイマー病であったなど、夢にも思いませんでした。しかしご遺族のご理解により、死後の病理解剖では、脳はりっぱなアルツハイマー病の病理を示していた事が報道されました。これは脳の予備能力であると言われていますが、私はそれで十分ではないかと思います。脳の予備能力を発揮させれば、十分にそのヒトの人生を楽しむ事ができると考えています。ですからこの予備能力を発揮できる治療法を開発する事が大切と考えています。

そのうえで、私達の発見したホモシステイン酸です。このホモシステイン酸(HA)は健常人では血液中に検出以下ですが、AD患者やMCI患者には検出されます。そしてこの血液中HAとMMSEとには統計的に逆相関を示しています。またHAの神経変性には、アミロイドが増強作用を示します。ですからアミロイド療法では認知機能の改善ができないのも理解できます。だってアミロイドの毒性の根源にはHAがあるからです。いずれにしても、HA以外にもこの様な物質があるかもしれません。それを探索して、認知機能の改善をはかる治療法を開発してゆきましょう。

コメントする

2012-12-10 - apoE4は直接的な神経毒作用を有することを裏付けるデータをレビューし、apoE4がアルツハイマー病進展阻止治療の標的として有望であると主張する見解が発表されました。
会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。