妊婦のCOVID-19入院/重症化率は高くない〜経過は概ね良好で新生児の感染率5%

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2020-05-15 | コメント

3月1日から4月14日に英国の妊婦427人が新型コロナウイルス感染(COVID-19)で入院し、その数字に基づくと妊婦のCOVID-19入院率はより高いわけではなく1000人あたり約5人(4.9人)と推定されました。

427人のうち集中治療(呼吸補助)が必要になるほど瀕死の状態に陥った割合も高くはなく9%(40人)であり、経過は概ね良好でした。

出産か流産した247人(58%)のうち73%(180人)が妊娠37週以上での満期出産に至りました。

生きて産まれた赤ちゃん244人のうち12人(5%)から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が検出されました(6人からは出産後12時間以内に検出、残り6人からは出産後12時間以上経ってから検出)。

今後の課題として白人以外の妊婦の割合が高かったことの調査が必要と著者は言っています。今回調べたCOVID-19入院妊婦427人のうち白人以外のマイノリティが半数超を占め、4人に1人(25%;103人)はアジア系でした。

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