interferon gamma-1bに特発性肺線維症の症状進行・死亡予防効果はない
Free!特発性肺線維症患者330人を対象にしたプラセボ対照臨床試験の結果「InterMune社のActimmune (interferon gamma-1b) とプラセボで特発性肺線維症の症状進行または死亡予防効果(プライマリーエンドポイント)に差はない」という結果となりました。
2004年1月8日のNEJM誌に発表された研究成果です。
Actimune群で無くなった患者割合は10%、プラセボでは17%でした(P=0.08)。肺炎の発現率はActimuneの方が多かったものの、重篤な気管支感染症の発現割合は両者でほぼ同等でした。
InterMune社はより長期間の臨床試験を実施することで、Actimuneの肺線維症への効果を再度検証する予定です。
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