三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

GlaxoSmithKline社とGenmab社 HuMax-CD20 (ofatumumab) の共同開発・販売で世界的に合意

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2006-12-20 | コメント

2006年12月19日、GlaxoSmithKline(GSK)社とGenmab社は、CD20陽性B細胞慢性リンパ球性白血病、濾胞性非ホジキンリンパ腫、リウマチの治療薬として臨床試験中のモノクローナル抗体・HuMax-CD20 (ofatumumab) の共同開発・販売で世界的に合意したと発表しました。

この合意により、Genmab社は5億8200万デンマーククローネ(DKK)(およそ1億200万ドル)のライセンス料を受け取れます。また、GSK社はおよそ20億DKK(3億5700万ドル)でGenmab社の普通株4,471,202株をを購入します。

Genmab社は今後の開発状況に応じて最大90億DKK(16億ドル)の達成報奨金を得ることができます。

今回の提携により、ライセンス料を含めてGenmab社は最大120億DKK(21億ドル)を得られる可能性があります。

また、Genmab社は発売後は二ケタ台のロイヤリティーを得られます。

この提携により、GSK社はHuMax-CD20の全世界での独占ライセンスを獲得すると共にGenmab社が開発する可能性があるその他の抗CD20抗原抗体もライセンスすることができます。また、GSK社は、CD20 UniBodyをGenmab社と共同開発するオプションを有しています。

Genmab社はHuMax-CD20の開発コストを2008年まで負担します。その後は、GSK社とGenmab社で開発コストを等しく負担します。GSK社はHuMax-CD20の製造と販売を担当します。

現在、CD20陽性B細胞慢性リンパ球性白血病、濾胞性非ホジキンリンパ腫を対象にしたofatumumabの第3相試験が進行中です。また、リウマチを対象にしたofatumumabの第2相試験も進行中です。

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