プラスチックを食べて増えうる細菌が患者から見つかった
 ・ 変だった表現を訂正しました(CA-UTIとVAPはどちらもプラスチック頼りの装置が使われます。→CA-UTIとVAPはどちらもプラスチック頼りの装置の使用と関連します。)
昔ながらのCAR-T治療失敗リンパ腫患者約半数52%がIL18放出CAR-Tで完全寛解
 ・ 関連ニュースを追加しました。
NewAmsterdam社のCETP阻害剤のPh3試験のLDL-C低下が期待外れ
 ・ 誤解を訂正しました(「、、、36%低くて→プラセボ効果差し引きで36%低くて、、、」「、、、42%低くて→、、、プラセボ効果差し引きで42%低くて、、、)

ループス腎炎へのKezar社のzetomipzomibのPh2結果はLupkynisに見劣りする

Free!
2022-06-29 | コメント

ループス腎炎へのKezar Life Sciences社の免疫プロテアソーム阻害剤zetomipzomib(ゼトミプゾミブ、KZR-616)のPh2試験(MISSION)結果は先月の筋炎Ph2試験の失敗を取り返す有望な結果のように発表されましたが、25週までに脱落した4人を含む全被験者21人の結果はAurinia社の承認済みのループス腎炎薬Lupkynis (voclosporin、ボクロスポリン) に見劣りするようです。

Kezar社は脱落した4人を除く17人の効果を発表しており、その発表によると尿蛋白/クレアチニン比(UPCR)が半分以下に落ち着いた奏効患者の割合は65%(11/17人)、UPCRが0.5以下となって完全寛解を達成した患者の割合は35%(6/17人)でした。

しかし脱落例4人を含めた21人の奏効率は52%(11/21人)、完全寛解率は29%(6/21人)です。

その結果はAurinia社のLupkynisの完全寛解率41(40.8%)%に見劣りします。

また、Wells Fargoのアナリストは奏効率は65%、完全寛解率は30%を超えていれば良い結果といえると前もって示していましたが、zetomipzomibの全被験者の成績はその基準に至っていません。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。