GlaxoSmithKline社 次世代の抗体医薬品を開発しているDomantis社を買収

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2006-12-09 | コメント

2006年12月8日、GlaxoSmithKline社は、次世代の抗体医薬品の開発におけるリーダー企業・Domantis社を現金2億3000万ポンド(4億5400万ドル)で買収することで合意したと発表しました。

買収後は、Domantis社は英国のケンブリッジでの活動を継続しつつGSK社のBiopharmaceuticals Centre of Excellence for Drug Discovery (CEDD) の一部に組み入れられます。

Domantis社は、従来のモノクローナル抗体と低分子化合物の利点を持ち合わせた治療分子・Domain Antibodies (dAbs) を開発しています。

低分子化合物と同じくdAbsは低分子であり、安定性が高く、治療フォーマット、剤型、製造方法を適宜選択することができます。注射や点滴での投与に加えて、経口投与しうる可能性もあります。

また、抗体と同じように、dAbsは生物学的なターゲットに非常に選択的に高親和性で結合します。

現在Domantis社は、リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、多発性骨髄腫などを対象にした研究プログラムを実施しています。

Domantis社のdAbsに競合する技術としてAblynx社がNanobody(ナノボディ)という薬剤を開発しています。Ablynx社は先月Wyeth社と2億1200万ドルの薬剤探索提携に成功しました。Ablynx社は来年IPOしたいと考えています。

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