COVID-19患者への発症7日未満からのインターフェロンβ1b投与で回復が早まる

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2020-05-09 | コメント

香港の6病院に入院した発症後14日以内の新型コロナウイルス感染(COVID-19)患者を募って軽〜中等度の127人が参加した非盲検無作為化第2相試験の結果、lopinavir/ritonavir(カレトラ)に加えて発症7日未満ならインターフェロンβ1bを併用した群(86人)の方がカレトラ治療のみの群(41人)に比べて鼻喉ぬぐい液検体のウイルスがより早く消失し(7日 vs 12日)、症状がより早く緩和し(4日 vs 8日)、より早く退院できました(9日 vs 15日)。

発症から7日未満で試験に参加してインターフェロンβ1bが実際に投与された併用群52人と発症から7日未満で試験に参加したカレトラのみ投与群24人のサブグループ解析でも同様の結果となりました。

今回の結果でCOVID-19治療実現に向けて一歩前進したが、重度や瀕死のCOVID-19患者を対象にしたインターフェロンβ1bとプラセボの比較試験が必要と論評者は言っています。

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