蛋白質分解を止めるユビキチン鎖除去薬を開発するVicinitas社が6500万ドル調達
Free!目当ての蛋白質を壊れないようにして癌やその他の病気を治すユビキチン鎖除去薬DUBTACを開発するVicinitas Therapeutics社が6500万ドルを手に発足しました。
UC BerkeleyとNovartisの協力によって生み出されたDUBTACは目当ての蛋白質に取り付く部分と脱ユビキチン化酵素(DUB)誘致部分を有する二股低分子化合物であり、ユビキチン標識蛋白質にDUBを連れてきてユビキチン鎖を取り除かせてそれら目当ての蛋白質の分解を防ぎます。
DUBの一種OTUB1の誘致リガンド・EN523の発見が今年初めのNature Chemical Biologyに報告されています。EN523は目当ての蛋白質への様々なリガンドと紐づけ可能です。
たとえば塩素チャネルCFTR変異体(ΔF508-CFTR)に結合する嚢胞性線維症(CF)薬
DUBTAC技術を生み出したNovartisとUC Berkeleyの研究提携の延長がVicinitas社の発足と時を同じくして発表されています。これまでの5年間の成果が提携延長に結びつきました。
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