三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

Aβはエンドサイトーシスを介した細胞膜受容体輸送を障害する

  • 2011-11-01 - 酵母を用いてAβ毒性とアルツハイマー病リスク因子の関連を突き止めた研究成果がScience誌に発表されています。 (2 段落, 103 文字)
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コメント一覧
2011-11-07 | 投稿者 : to-hasegawaさん
はっきり言って、アミロイド療法の臨床試験が何故今まで成功していないのでしょう。今まで全世界でアミロイドの臨床試験が数多くなされてきたのに、全ての臨床試験が認知機能の回復を成功してきていないのはなぜですか。科学の世界で、これほど多くの失敗がなされているにもかかわらず、あくまでもその失敗に目を向けず、臨床試験を行われる事事態、一科学者として理解出来ません。そしてあまりにも患者を無視した研究に正直怒りを感じます。患者さんは研究に無関係に苦しみ、希望のないまま死んでゆかれます。どうしてアミロイドは間違っていると認められないのでしょうか。セルコウ先生も、また多くの有名な科学雑誌の編集者例えばネイチャーやサイエンス誌やニュロン誌等の編集者がアミロイド療法の会社の顧問になっているという事実は有名です。それによる偏向がなければと希望しています。

アミロイド療法が一つでも臨床試験で成功しているのなら、大いに考えられる事ですが、全て、全てで失敗している事実を患者さんに教えていますか。どこに患者さんに希望を持たせるのですか。アミロイド療法で患者さんの病気が治ると、どのようにお伝え出来るのですか。教えてください。
2011-11-06 | 投稿者 : t−Mohriさん
今年7月刊行のCold Spring Harb Perspect Biolの中でもセルコウ氏は、Aβ重合体とtauが神経細胞毒性を表すのであり、これら変性たんぱくがAD治療のターゲットになるものと考えられる、と述べています。
2011-11-06 | 投稿者 : to-hasegawaさん
確かに動物実験ではアミロイドの毒性が証明されていますが、このままヒトに適用するという危険性が最近指摘されてきました。アミロイド原因を唱導するセルコア先生自身が、最近アルツフォーラムで、アミロイドの臨床試験があまりにも早く実施された事に悔みを述べておられました。臨床試験でなぜアミロイド療法が認知機能の改善が出来なかった理由の一つが、動物実験とヒトの臨床を検討なしに同一とした事にあると認めております。確かにヒトの生体機能と動物のそれとには、差があるものが知られております。例えばビタミンB欠乏はネズミにはありませんが、ヒトではありえます。
それと同じで、脳の機能でもヒトでは老化に伴うアルツハイマー病が発症しますが、サルにはそれがありません。なぜなのかは理由が未だ不明です。この様に動物とヒトでは根本的に異なる現象もあり、動物で解明されたものが、そのままヒトに適用される事の危険性があるようです。アルツハイマー病もそうかもしれません。
2011-11-06 | 投稿者 : t−Mohriさん
Aβのprecursor(生理的役割は不明)は正常成分ですが、その酵素分解物amyloid proteinは老人斑の増加とともに増え、またin vitro, in vivoの動物実験でも神経細胞の壊死をもたらすことが証明されています。したがってこれを組織内で減らすことは臨床的にも、アルツハイマー病の治療と予防に大きな希望を与えることになると思います。
2011-11-04 | 投稿者 : to-hasegawaさん
十分必要条件の数学的教理においては、AからBへの式の流れは成立しない場合、AはBの十分条件ではないという単純な教理です。それをそのまま適用しました。A=アミロイド、B=アルツハイマー病という中で、AからBへは、即ちアミロイドからアルツハイマー病という流れは単純には成立しないという意味でとらえています。この式の流れの背景に私達が見落としている何かがあるはずです。そこに気がつけば、アルツハイマー病の原因解明がより前進できるのではないでしょうか?しかしながら、言いすぎた表現、訂正致します。感謝します。
2011-11-04 | 投稿者 : KoizumiSさん
投稿の論旨に、基本的に合意しますが、アミロイドが必要条件ということには否定しておられないのに、結論として「アミロイド研究の先頭に立っている石井先生自身が、アミロイドはアルツハイマー病の原因であるという事に疑義を提出したという事です。」と述べられている点についてコメントさせていただきます。 

この必要条件十分条件の議論は、「アミロイドはアルツハイマー病の単独の原因では無い可能性が有る」と解釈するべきではないでしょうか? 必要条件とするならば、そのことから、原因の1つで有ることにまで疑義を提出した解釈されるような表現は、論理的には少し言い過ぎかと思います。
2011-11-02 | 投稿者 : to-hasegawaさん
J-ANDIというアミロイド説に基づくアミロイドの臨床観察を行う研究が行われていますが、最近日経に発表されましたが、この研究部長である石井先生が、次の様なコメントをされています。「アミロイドは健常者の脳にかなり存在しており、この事からアミロイドはアルツハイマー病に対して、必要条件であるが、十分条件ではない」というコメントです。

数学の公理ですが、 A ⇌ B が成立している場合、A➙Bの場合、AはBに対して十分条件であると言います。B➙Aの場合は、AはBに対して必要条件といいます。さてAがアミロイドであり、Bがアルツハイマー病となります。この場合B➙Aが成立します。つまりアルツハイマー病 ➙アミロイド量が多いという関係は成立しますので、アミロイドはアルツハイマー病であるという事に対して必要条件です。しかしA➙Bは成立しません。つまりアミロイドからアルツハイマー病になるという関係は成立しませんので、アミロイドはアルツハイマー病に対する十分条件ではないという事です。この石井先生のコメントは大きいです。アミロイド研究の先頭に立っている石井先生自身が、アミロイドはアルツハイマー病の原因であるという事に疑義を提出したという事です。この背景は健常人の脳にもアミロイドが存在するという事実に基づいています。
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