三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

Biogen Idec社 Syntonix社を買収

Free!
2007-01-05 | コメント

2007年1月4日、Biogen Idec社は、長時間効果が持続する医薬品の探索・開発を手がけるSyntonix Pharmaceuticals社を4000万ドルで買収すると発表しました。

この取引は2007年1Qに完了する見込みです。取引完了に伴い、Biogen Idec社は4000万ドルでSyntonix社の株式を全て購入します。その後、開発マイルストーンの達成に応じて追加で最大8000万ドルをBiogen Idec社は支払います。

Syntonix社のリード化合物は、血友病B(hemophilia B)の治療薬として開発されているFIX:Fcです。FIX:Fcは長期間作用型の第IX因子です。FIX:Fcが製品化されれば、血友病Bの治療に必要な静脈注射の回数を減らすことができます。

Syntonix社は、2007年中にアメリカFDAにFIX:FcをIND申請することを予定していました。

Syntonix社はSynFusionとTransceptorという独自の技術を有しています。

SynFusionは抗体のFc領域を薬剤に結合させる技術です。これにより薬効が長期間持続し、注射の回数が少なくて済むようになります。

Transceptorは、FcRnトランスポート経路を利用し、SynFusionで作った薬剤を肺投与可能な薬剤に改良する技術です。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。