三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

正常な呼吸器に新型コロナウイルス受容体ACE2は全くまたは殆ど発現していない

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2020-08-06 | コメント

360人からの肺組織検体を含むあちこちのヒト組織を調べたところ、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が細胞侵入の足がかりとする受容体ACE2はこれまでの報告とは裏腹に正常な呼吸器では全くあるいは殆ど発現していませんでした。

一方、腸・腎臓・胆嚢・心臓・男性生殖器・胎盤・眼・血管では一貫して多く発現していました。

ACE2がインターフェロンに応じて発現し、SARS‐CoV‐2感染中に気道上皮細胞のACE2レベルが激増することが最近の研究で示されています。

SARS-CoV-2はまず眼の結膜上皮や上気道の線毛上皮細胞に感染し、その感染がインターフェロンに応じたACE2発現亢進を招いてウイルスは気道粘膜に広がって肺に到達できるようになるのかもしれません。

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