米国のWHOへの助成停止を国際健康研究者が憂慮〜米国はしっぺ返しを食らう
Free!Scienceのニュースによると、世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)蔓延を隠して扱い損ねたと批判し、同機関への助成金を少なくとも一時的に停止して何をしでかしたかを調査すると発表した米国大統領に対し、その蔓延の解決に取り組む世界の専門家は背筋が凍る思いをしています。
英国のエジンバラ大学の国際健康研究の専門家Devi Sridhar氏は次のように言っています。「トランプ氏の助成停止の決定は短絡的であり、世界の国々、特に低〜中所得国の支援に我々が今まで以上に必要としているWHOを著しく害してしまう」
奇しくもトランプ大統領の発表の日にWHOはアフリカの国々のCOVID-19への対処を支援する医療物資をエチオピアに発送しました。
「WHOは世界の低〜中所得国のCOVID-19の監視、検査や手当ての拡大に力を貸している最中であり、その取り組みを覚束なくすることは単に不当というだけでは済まず、そのウイルスが世界からかくも容易に入り込んできた事をいまや皆が思い知る米国に更なる災いをもたらす」と同国のジョージタウン大学の国際健康研究者Matthew Kavanaugh氏は言っています。
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